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脱毛、乳房欠損…がん治療の相談会好評 兵庫医科大病院

がん患者らの外見回復を支援するNPO法人「日本ヘアエピテーゼ協会」

がん患者に対し、治療の副作用による脱毛や手術による乳房の欠損などを補って外見の回復を支援するため、兵庫医科大病院(兵庫県西宮市)が毎月1回、美容に関する相談会とかつらなどの試着会をメーカーと協力して開いている。患者からは「相談や試着が気軽にできる」と好評という。(金井恒幸)
同病院は厚生労働省から地域がん診療連携拠点病院に指定され、がん看護専門看護師らを中心に患者の相談に対応。医療や福祉面に加え、社会保険労務士などと協力して就労や経済面の相談会も続けている。
がん患者は治療の副作用で脱毛のほか、皮膚や爪が黒ずむなどの変化が起きやすく、乳がん治療による乳房切除では、既存の下着が使いにくいことなどが課題となっている。
同病院は2013年9月から、がん患者らの外見回復を支援するNPO法人「日本ヘアエピテーゼ協会」(東京)の会員らと協力して美容面の相談会を開き、かつらの維持管理や肌を明るく見せる化粧法、脱毛後の眉の描き方などについて助言してきた。14年11月からは、かつらや補正下着、人工乳房の各メーカー計10社の協力を得て試着会も一緒に開催することにした。
14日にあった試着会では、人工乳房とかつらの相談に訪れた50代の乳がん患者が「薬の副作用で長時間歩けないので、こうした相談や試着会は製品の比較も一度にでき、ありがたい」と歓迎した。
同病院がん診療支援室の西村裕美子看護主任は「外見の悩みを抱える患者さんに対し、不安を和らげて落ち込まないよう相談会などを通じて支援していきたい」と話す。
原則第2水曜(祝日の場合は翌日の第2木曜=次回2月12日)正午~午後3時半、同病院10号館4階第5会議室で。予約不要。男性や、同病院を受診している患者以外も参加できる。一部のかつら製品は同病院がん診療支援室の近くに展示しており、試着も可能。

問い合わせは兵庫医科大の事業法人エイチ・アイTEL0798・45・6656