NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会

ヘアエピテーゼ

ヘアエピテーゼとは、医療用具としてからだの表面に取り付ける人工物のこと。
義手や義足のように、失った髪を再現するために
精巧に、かつその人のクセやボリュームまで再現した
日本ではじめてのエピテーゼとしてのウィッグです。

素材はすべて国産(匠の技参照)。
製品は中国とインドネシアで作っています。
日本で生産された人工毛は、
ここの職人たちによって
異なる色の人工毛とブレンドされ
微妙な風合いを出していきます。

ブレンドされた人工毛は
人工頭皮に植毛され
風合いを比べるための
サンプルづくりにまわされます。

次にベースキャップの製作です。
およそ300人のサイズデータを
コンピュータに打ち込み
平均値で標準モデルをつくります。

出来上がったサンプルは
収縮の方向とフィット感
肌に当たるタッチなどを確認し、
標準モデルに仕上げていきます。

最終的に仕上がったサンプルは、
縫製にまわされ
さらに植毛されて
製品に仕上がります。

 

キャップの製作
1枚できるまで
30分以上かかります。

植毛です。
キャリア10年以上の職人が
0.数ミリのネットに
手作業で植毛していきます。

ヘアエピテーゼの完成です。
製作までの日数は30日
すべて職人による
手作業でつくられています。

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 美容師さんからのメッセージ


いろんなメーカーのウィッグを見てきましたが、これほど精巧につくられたウィッグに出会ったのははじめてでした。正直、驚きというよりショックでしたね。
 aura 吉川勇気
 
:東京新聞・中日新聞(2013年1月23日)