NPO法人日本ヘアエピテーゼ協会

匠の技

自然な髪の風合いを出すために、匠は限界まで糸の加工に挑戦し
人毛以上に精巧なプラチナ人工毛を作り出しました。

糸の加工は枷作りからはじまります。
均等の圧力で糸を巻き、
一定の重さの束を作ります。
この束が均等に、そして同じ圧力で
巻くことができないと、
加工の段階で縮れてしまったり
ムラができたりしてしまいます。

 

枷職人 村本進さん
日本でただ一人、
均等の圧力で
枷を作れる職人さんです。

 

村本さんの作る枷でなければ
精度の高い人工毛を
つくることはできません。

 

この糸に加工を施し
人工的なキューティクルを
つける作業も匠の仕事です。

繊維王国石川の
園田産業さんは
日本で唯一
究極の加工ができる
昔ながらの設備と
職人たちを揃えています。

 

ヘアエピテーゼは
彼らとのコラボレーションで
糸の強度が保てる
限界まで加工を施し
究極のプラチナ人工毛を
作り出しました。
人工毛をつくります。

プラチナ人工毛は
この工程以外にも
強度や弾力性など
あらゆる面での再現性が
要求されます。
こうした加工技術も
限られた匠の世界にしか
残されていないのが現実です。

ヘアエピテーゼは、
こうした匠の人たちとの
コラボレーションで
他に類を見ない
再現性ウィッグを
誕生させました。

 匠からのコメント


 私たちの伝統的な技術が、人のために役立つことができて
本当に嬉しく思っています。
枷職人 村本進
 
 会長から「究極の人工毛を作りたい」と
相談を持ちかけられてから、10年以上の歳月が経ちました。
いろいろと試行錯誤を繰り返し、多くの失敗を重ねてきましたが、
いまその苦労がようやくかたちになり、多くの患者さんの励みになれました。
いまは本当に幸せです。
工房代表 園田尚達
 
:時事通信(2015年2月14日)